「オタクに優しいギャルはいない!?」レビュー

マンガ




「終末のワルキューレ」などを連載する月刊コミックゼノンで、2021年8月から「オタクに優しいギャルはいない!?」が始まりました。
このマンガは、のりしろちゃん原作で、魚住さかなが作画を担当するラブコメディです。

私は素浪人ということもあり、これまでラブコメ漫画をあまり見ませんでした。
ところが、たまたま「僕の心のヤバイやつ」を見てからというもの、このジャンルのおもしろさに覚醒してしまいます。

いい年して…気持ち悪いですね…。
もちろん、自己嫌悪と吐き気に襲われる毎日を過ごしております(苦笑)。
これでは、「僕の心のヤバイやつ」ならぬ「中年男のヤバイやつ」じゃありませんか!?

とはいえ、酸いも甘いも嚙み分けた年輪だけは無駄に重ねた私ゆえ、凡庸なラブコメものでは文章に認めるまでは致しません。
つまり、ダラダラと駄文長文を書き連ねて参りましたが、「オタクに優しいギャルはいない!?」はとっても面白い!ということを言いたかったのであります。


オタクに優しいギャルはいない!? 1巻【電子限定特典付き】 (ゼノンコミックス)

ストーリー

瀬尾卓也は、どこにでもいる平凡を絵に描いたような高校1年生。
だが、それは世を忍ぶ仮の姿…。
その正体は、女児向けアニメ「キラモン」を三度の飯よりも愛す、ただのアニメオタクだったのです。

そんなスクールカーストの底辺を這いつくばる瀬尾少年が、ふとしたことをきっかけにスクールカーストの最上位に立つ美形ギャル二人と交流を持つに至ります。

冴えないオタク系男子・瀬尾卓也が、ザ・陽キャギャルこと伊地知琴子と超クール系美少女・天音慶と織り成す、笑いありトキメキありの学園ラブコメディをご賞味ください。

ポイントが現金や電子マネーに交換できる!

魅力的なキャラクターたち

金髪黒肌ギャル・伊地知琴子

伊地知琴子こと通称いぢちは瀬尾と同じ1-Aの生徒で、普段は瀬尾を“オタクくん”と呼んでいます。
瀬尾の前の席に座っており、忘れ物の常習犯である彼女は消しゴムや定規を瀬尾から借りるうち、交流を持つようになりました。

金髪黒肌でギャルそのものといった華やかなルックスに加え、ギャルにありがち?な相手との距離の近さとフランクな性格が持ち味でもあります。
なので、クラスの男子にモテモテです。

実は、その伊地知。
そこそこ頭が良く、学力テストで500点満点中423点を取るなど、意外な一面も見せます。

意外といえば、彼女は自分の家に帰ると、弟たちを甲斐甲斐しく世話する優しい姉の一面もあります。
だからでしょうか。
伊地知は、瀬尾がアニメオタクだと知っても、全くバカにしません。
むしろ、その情熱や絵のうまさを心から称賛するなど、見た目だけでなく内面もステキな女の子なのです。

クラスのアイドル的存在、それが伊地知琴子といえるでしょう。

クールビューティー・天音慶

瀬尾のクラスメイトで、伊地知琴子と仲良しなのが天音慶です
彼女もまた、瀬尾を“オタクくん”と呼ぶのでした。

彼女のルックスは、髪はサラサラロング、スタイル抜群のスレンダー体形です。
ギャルというよりは、大人びたクール系スーパー美少女属性といえるでしょう(果たして、そんな属性が存在するのだろうか…)。

要するに、クラスや学年の枠を越え、上級生のイケメンからも告白されるなど、男女を問わず憧れの的のポジションに鎮座するのが天音慶であります。
その美貌とクールな雰囲気から推察するに、お金持ちのオジ様を軽く見積もって1ダースほど手なづけていても驚けません。

ですが、彼女には絶対に人に知られてはイケない、旧ソ連並の“鉄のカーテン”に覆われた秘密がありました。
なんと!瀬尾の大好物“女児向けアニメ「キラモン」”の大ファンだったのです!
まるでメドゥーサの瞳に魅入られたように、クールな眼差しで男子生徒たちのハートを硬直させる天音慶がアニメオタクだったとは…!

しかし、彼女は必死にオタクであることを隠します。
ついつい“キラモン愛”がほとばしるたび、「それは妹が…好きで…」「妹の代わりに…私が…」などと苦しい言い訳に終始します。
ですが、「幸せの青い鳥」よろしく“キラモン愛好家”を探し求める永遠の旅人・瀬尾卓也の慧眼は誤魔化せません。
そして、いつの間にか天音も「妹が…」の枕詞を忘れ去り、前のめりに同好の士・瀬尾と意気投合するのでした。

その様子といったら…。
学校でのクールビューティーぶりとは一変し、オタクもとい乙心女丸出しの愛らしい表情を見せるのです。

そんな天音慶のギャップも、見どころといえるでしょう。

一応主人公・瀬尾卓也

毎週日曜朝10時、キラリンモンペットこと「キラモン」のオープニング曲に合わせるようにテレビの前に陣取ると、本来の視聴対象者である女児以上に番組を堪能する男子高校生。
それが、瀬尾卓也なのであります。

かつて、キモオタとして蔑まれた悲しい過去を持つ彼ですが、美形ギャルふたりとの出会いにより、学校生活に潤いが出てきます。
最初は、眩しいほどの輝きを放つ伊地知琴子と天音慶に劣等感を抱く瀬尾ですが、彼女たちの素顔に接するうちに、少しずつ打ち解けていきました。
そして、ギャルふたりと自分の部屋で「キラモン」鑑賞会をするほどに、親密な仲になるのです。

地味系男子を地でいく瀬尾ですが、彼は只の陰キャではありません。
瀬尾卓也は、謙虚で心優しい好青年なのです。

彼は、スクールカーストの上位にいる美形ギャルにだけ、謙虚な態度を取るのではありません。
自分よりも遥か年下の小学生女児に対しても、誠実な態度を崩しません。
しかも、小柄な少女に目線を合わすため、膝を折って丁寧に語りかけるのです。

瀬尾のやさしい笑顔と物腰に、思わず「…いい人だね」と少女が呟くのも頷けます。

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まとめ

ここまで「オタクに優しいギャルはいない!?」について、徒然なるままに書き殴ってきました。
如何だったでしょうか。

そこのあなた!
少しは興味をそそられ、読みたくなってきたのでは!?

シーン…。
※あまりの反響の無さに、松尾芭蕉の句「しずかさや 岩にしみいる 蝉の声」を思い出しちゃいましたよ(涙)

まあ、“昭和の残骸”ともいえる貧乏中年の戯言ですので、令和を生きる皆さまの参考にならないかもしれませんね…。
ですが、気の向いた御仁は騙されたと思ってほんの少しだけ…チラリと覗いて見ては如何でしょうか。

P.S 本当に騙された場合は悪しからず…。

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